1歳半検診、保健センター、そして診断へ

前回に引き続き、昔の話です。

1歳半検診で不安があることを伝えられ、市の保健センターで行われる保健師さんや保育士さんがいる集まりに月1度、ママとけいちゃんで行くようになりました。それとともに、市営の親子通園の施設にも月一度ほど足を運びだしました。

比べる対象もなく、我が子だけを見て生活をしていたので、私自身は明確な違和感を持たずに過ごしており、ママが動いてくれている様々なことに、受け身で流されるような感じだったと思います。

何度か付いていきましたが、走り回るけいちゃんの後を追いかけて、部屋から出ないよう、あるいは他の子が遊んでいるおもちゃをぐちゃぐちゃにしないよう、いつも通りにマークしながらくっついて歩きました。

全く指示に従わないどころか、周りの人々にも無関心で、ただただぐるぐる走り続けるけいちゃんの行動を見たとしたら、今であれば何らかの問題を抱えていることを理解することができます。でも当時は、そのような姿を見ても私の目には普通の子に見えていました。

しばらくして発達診断ができる病院をママが予約してくれました。長い予約待ちで、半年後の10月下旬に最初の診断になりました。

診察までの半年間は、予定が合えば保健センターや施設に一緒に参加し、お休みの日は一緒にお散歩をする、これまで通りの日々を過ごしていました。

日常的に接していたママと、限られた時間しか接していない私とでは感じ方にギャップがあり、振り返ってみると、ママの不安に対して全く頼りにならないパパだったと思います。

2歳の誕生日がすぎ、寒くなってきた10月下旬、障害児向けの外来に3人で行きました。

この日からそれまでの日々とは違った生活が始まったような気がします。

私にとってこの病院の入口が、前後を分ける明確な境界線であり、この感覚が、この出来事をブログのスタートにした理由になっています(けいちゃんとの日々について)。

保健センターへ

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