はぐれてしまったこと

8月の暑い日の出来事でした。

島忠2Fのダイソーで、忘れ物を確認するため店の奥に向かった店員さんを、少しの間待っていました。

振り向くと、そこにいたはずのけいちゃんが居ません。

探しに探した後、まさかまさかの場所で発見です。

一キロ先の、いつも行っていることばの教室に、汗だくになってたどり着いていました。

わずか15分の大冒険。

信号は最低でも2か所。車の通る通りもあります。何かあったらとゾッとします。

大事に至らなくて本当によかったです。

この日は、お出掛けをはじめてすぐに、会社から電話が来ました。

手をつないで歩きながらも心は上の空。メールのやりとりをしつつ、お店に入りました。

そこでビスコを買い、店を出て、ことばの教室へ向かいました。

しばらくしてスマホが見当たらないことに気づき、店へ引き返しました。

これが良くなかったです。

けいちゃんにとっては次の予定に向かって進みだしていたのに、戻ってしまったので、焦る気持ちがあったのだろうと今では想像できます。

「あれ?いない」と気づいたときも、2階建ての広い店舗のどこかにいて、まさか外に出て行ってしまうとは思っていませんでした。

見つからず焦ってきたときに電話が鳴って、「汗だくで来ています」とご連絡をいただきました。

1才のときから街をたくさん歩いていたのでパニックにならず、事なきを得たのかもしれません。幸運でもありました。

教室についたときは、満面の笑みで「すごい!」と、言ってきました。本人としては達成感で満ち溢れていたのだと思います。

休みの日もちょくちょく連絡のある仕事なのですが、このときは、このまま続けていけるのか自信がなくなりました。

これから大きくなってもっと行動が速くなったときに、一瞬の隙で大事件になりかねないのではないかと思ってです。今となっては、私のオン・オフの切り替えが甘かったと反省しており、けいちゃんといるときは全ての意識を向けると誓いました。

今回のことで味を占めたのか、また3日後に事件が起きました(脱走!そして大泣きへ(裸でダッシュ))。

夏の日

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